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2008年 04月 15日 ( 2 )

裂き織りの炬燵がけ

続けてもう一つ盛岡話。

写真の布は「裂き織り」の炬燵がけ。
母が子供のころ、祖母の実家・盛岡から送ってもらったものだそうです。
いわゆる「南部裂き織り」でしょうか。
裂き織りの炬燵がけ_e0143294_1954725.jpg

炬燵の角に当たっていた部分は
穴があいてしまっていますが、
独特の存在感と、なんともいえない
暖かい色使いで、綿入との相性もバッチリ☆
展示の時など、とても重宝しています。

「裂き織り」は、江戸時代頃に
東北地方で始まったそうです。
気候が厳しく木綿の栽培が出来ない東北では、
布は大変高価なもの。
何度も仕立て直し、着古した着物を細く裂き、それを横糸として織ったのが裂き織り。
その裂き織りさえも接ぎをあてながらぼろぼろになるまで使い、
布として使えなくなると、また裂いて、なって縄にし、
最後は燃やして、灰になったら畑に撒く・・・。

使い捨ての時代に生まれた私には想像もつかない、布の一生。
現在の布は天然素材ばかりではないし、染料だって化学染料が多い。
畑に撒いても肥料にならないかもしれませんね。
せめて、雑巾になるくらいまでは使いきりたい!と、裂き織りを見るたびに決意を新たに・・・。

裂き織りは、炬燵がけ以外にも帯に織られたりもしていて、
農閑期の農家の大切な収入源だった時代もあったそうです。

祖母の炬燵がけは、祖母の継母の実家が農家で、
そこに着古した着物を送って作ってもらったとのこと。
母が子供の頃、ということは今から○十年前・・・。
その頃までは、農村では普通に生活の中に機織があったんだろうな。
う~ん。時代の流れの速さを感じずにはいられません!

裂き織りの炬燵がけ_e0143294_20335695.jpg

「裂き織り」とまではいきませんが、
布の再利用におすすめなのが「布ぞうり」。
はんてん屋では「浴衣」を裂いたものを利用。
その他、シーツやワイシャツ、
Tシャツなどでも出来るそうです。

5月から、神郡の「はんてん屋 里工房」でも
布ぞうり作り体験が出来ます!
毎週土日、予約制なので事前にお電話下さい。
体験料は、材料費と飲み物つきで2,500円です。
ご興味のある方は、どうぞお気軽に!お子さんでも出来ますよ。

みき
by hantenya3 | 2008-04-15 20:52 | 布・針仕事 | Comments(0)

さくらぱん

はんてん屋のキヨエおばあちゃんの実家は岩手県盛岡市の老舗葬儀屋。
この仕事を始めてから、古いものや昔の生活にも興味を持つようになり、
おばあちゃんから昔の話を聞き出すのが楽しくて仕方ありません!
頭の奥~の方にある、祖母の子供の頃の記憶を一緒にたどりながら・・・。

先日、駄菓子の話で盛り上がりました。
家業の傍ら、子供向けに駄菓子を扱っていたことがあったという話を聞き、
「どんな駄菓子だった?飴?お煎餅?何に入ってたの?いくらだった?」
と、質問攻め。
「何十年も昔のことだもの、忘れちゃったよ~」
と言いながらも、駄菓子を収納していた黒光りしている棚の話や、
「も~す(ごめん下さい、ということらしい。もし、が訛ったのかな?)」
といって子供たちが駄菓子を買いに来る話を、ちょっとずつ思い出しては話してくれました。

さくらぱん_e0143294_19351288.jpg
そんな中、聞いたことも無い駄菓子の名前が!
「さくらパン」
祖母曰く、「さくらの形をした硬いパンで、甘くて美味しかった・・・」
ネットで検索してみると、「さくらぱん」という書き込みのあるブログにたどり着き、
親切にも販売しているお店を教えていただき、
早速盛岡に住む祖母の姪に送ってもらいました!

そこは「関口屋菓子舗」という、老舗の盛岡駄菓子のお店。
祖母に告げると、「そうそう、昔もここから取り寄せていた!」とのこと。

さくらぱん_e0143294_19424767.jpg
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何とも素朴でおいしい味♪スタッフにも大好評でした。
関口屋菓子舗さんでは、今でも無添加の駄菓子作りを続けているとのこと。
一緒に送ってもらった他の駄菓子もみんな美味しかったです。

みき
by hantenya3 | 2008-04-15 19:50 | おいしいもの | Comments(4)