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つるし雛

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14日から、土浦の雛祭りが始まりました!
準備やお当番などでバタバタしていて、ブログも更新も怠っていました・・・^^;

今年は、昨年まで教室で吊るし雛を製作していた生徒さんの中から
有志が集まって、蔵に吊るし雛やお細工物などを展示しています。

吊るし雛」というと、お雛様が吊るされている(笑)と思う方も多いようですが、
吊るされているもの一つ一つは、着物の端布で作った「お細工物」です。
江戸時代、裕福な家庭の女性たちの間で広まり、
鳥や花、動物や人形などを象り、その多くは香袋や琴爪入れなど実用品になっています。

明治・大正時代の女学校の教科書には、その型紙も多く掲載されていて、
当時は女性の教養・嗜みとして、広く親しまれていたのだと思います。

その型紙が江戸から各地に伝わり、
いくつかの地域で、吊るして飾るようになったり、初節句に贈るようになったりと、
色々な風習として受け継がれるようになったんですね、きっと。

有名なのは「柳川」のさげもん、「酒田」の傘福、「稲取の」吊るし雛、などですが、
地方によっては松の木に吊るしたり、時には子供の玩具になったりしたそうです。

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今回、まちかど蔵に作品と一緒に展示されている中に
明治生まれのおばあちゃんのお雛様と、古いおしどりの「お細工物」があります。

大正8年生まれのキヨエおばあちゃんにも、前に聞いてみたのですが
「習ってないな~」と言っていました。
女学校といっても、商業科だったからとか・笑
お嬢様学校にお通いだったおばあちゃんがいらしたら、ぜひ聞いてみてくださいね♪

戦後の混乱の中で、いつしか忘れてしまっていた手芸が、
今また、こんなに多くの人々に楽しまれている・・・。
それだけの魅力が、この小さな布細工の中にこめられているんだなあ、と
今回、そのおしどりのお細工物をみて、改めて思いました。

お細工物だけに限りませんが・・・
女性の手から手へと受け継がれてきた針仕事が、
ちゃんと、私たちの次の世代まで受け継がれていきますように。
by hantenya3 | 2009-02-18 11:18 | 布・針仕事 | Comments(0)


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